インプラント - 岩田歯科医院

インプラントとは、失われた歯の機能を回復するための治療です。あごの骨に歯を支えるインプラント体（人工歯根）を植えて、その上に人工歯を被せます。ブリッジ治療のように健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のような面倒なケアも必要ありません。歯根から回復できるので、天然の歯に近い噛み心地・安定感が期待できます。

当院ではインフォームドコンセントを徹底し、治療計画や予算など、すべてにご納得いただいたうえで治療に入ります。治療のメリット・デメリットについては以下に記載しております。治療前にもご説明いたしますが、しっかりと内容をご確認いただき、治療を受けるかどうかを決定してください。

【当院のインプラントについて】
当院では「アストラテックインプラント」を使用しています。このインプラントの特徴は以下となります。

●骨の治癒を促進するチタン表面
オッセオスピードと呼ばれる、化学的に改質したチタン表面構造を持つ世界初のインプラントで、骨の治癒を促進します。

●生体力学的な骨刺激
インプラントの頸部はマイクロスレッドという小さなネジ構造になっています。この構造は骨への負荷が少なく、さらに骨との一体感を高めます。

●強固かつ安定した適合性
インプラント（歯根）とアバットメント（歯冠と歯根をつなぐ部分）の装着が容易なコニカルシールデザイン。強固かつ正確に結合・固定されるため、骨の損傷のリスクを最小限に抑えます。

●軟組織の接触ゾーンの増大
インプラントとアバットメントの装着によって形成されるコネクティブカントゥア（輪郭）は、軟組織の接触ゾーンを増大し、インプラント周囲の辺縁骨を保護します。

FLOW インプラント治療の流れ

カウンセリングと治療計画のご説明

患者様ご自身のことや、歯に関するお困りごと・ご要望をお聞かせください。カウンセリング内容をもとに現状分析を行い、治療の方針を固めます。ご事情やご要望、好み、生活背景、体調などに配慮しながら、基本の治療計画を作成します。
レントゲン検査と治療計画の修正

基本の治療計画にご納得いただけたら治療に入ります。まずはインプラントの埋入位置や噛み合わせを考慮した設計を行うため、レントゲンを撮影。また、問診でオペを行っても問題ない健康状態であるか判断します。万が一検査値に問題がある場合は、専門医に意見を伺うなどして、患者様がご希望通りの治療を受けられるよう万全を期します。
オペの実施

オペを担当する医師が最終のシミュレーションを実施します。その結果を患者様本人にお見せしながら、オペの内容を丁寧に説明。必ず同意を得てからオペに入ります。

オペでは、最初に麻酔の処置と触診を行ってから、インプラントを埋め込む位置・角度を決め、超音波切削機で所定の深さまで歯ぐきに穴をあけます。その後、一度安全性をチェックしてから、ドリルを使用して穴を拡張。穴をあける工程と広げる工程を分けることで、神経・血管を傷つけるリスクを減らします。

形成した穴にインプラントを埋入し、骨とインプラントがしっかりとくっつくまで3ヶ月ほど経過をみます。
上部構造（かぶせもの）の作成・装着

骨とインプラントがしっかりとくっついたことが確認できたら、インプラントの型を取ります。PCによるシミュレーションを行い、噛み合わせを考慮した上部構造（かぶせもの）を作成。インプラントに慎重に装着します。
治療後のフォロー

インプラントを長持ちさせるためには、適切なホームケアと定期検診が必要不可欠です。毎日、正しい歯みがきを心がけてください。3ヶ月に一度は定期健診にお越しいただき、インプラントの状態の確認と口腔内のケアを行います。